台湾輸出農產物の生産履歴情報センター
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台湾の農産物生産履歴
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台湾は亜熱帯と熱帯の境に位置しており、海と約4000メートル級の山脈を併せ持つ島国なので、その地理的な条件は温帯、亜熱帯、そして熱帯に適用される農産物を生み出す絶好な場所を織り出しています。戦後からの60年間には、台湾は積極的に開発してきた新しい農業技術をベースに、いろいろな上質な農産物と加工食品を国際舞台に乗せ、世界の果物王国という称号まで獲得しました。さらに、国内市場及び海外市場においても、台湾の優れた生鮮農産物や加工食品が確実に消費者に好まれるよう、政府は学界と産業界と結束して食品の生産から消費までの詳細を把握できる追跡可能なシステムの構築を決意しました。そこで、「台湾食品安全追跡システム(Taiwan Agriculture and Food Traceability system, TAFTは略称)」を構築する構想が浮上しました。

TAFTを推進する主な目的は、いうまでもなく消費者の台湾産農水畜産物と食品への信頼を固めることです。現段階はまず生鮮食料品から着手し、品質と安全という二つのテーマに重点を置いていますので、主として行政院農業委員会(農水省相当)が策定し推進しています。導入パイロットの設置、履歴と追跡の作業基準の制定、それに情報処理の共通ツールの制作などに手掛け、生産者と消費者が緊密に結ばれるよう、政府が必要な施策を講じています。成果としては、供給側は生産過程と流通過程の情報を提供し、消費側はそれを検索できるようになりました。加工食品と物流においては、TAFTの基準を準拠して開発すれば、さらに加工食品の流通履歴も一括して消費者の手元に届けられる見通しです。こうした流通情報の透明化によって消費者が製品の本質、栽培過程、特に農薬投与や残留情報を完全に把握するができ、消費者と生産者の間の信頼関係がいっそう強まると考えられます。青果物のみならず、畜産物と水産物もTAFTの実施対象になっており、いくつかの重点品目が取り上げられ、研究、開発、そして導入が着実に進められています。

台湾は世界的に有数なIT大国なのですから、安全な農業を構築するに当たっても、ITとの緊密な結合が当然視されます。そのため、TAFTの整合性が配慮されながら、多くの高度の情報処理技術が敷かれています。全国的に統一された基準のもとでデータベース・システムが設置され、TAFTに参加している川上から川下までのすべての関係者の履歴が記録されているほか、消費者に対しても安心情報や検索情報などを発信しています。

TAFTの成功は生産者全員の協力にかかっています。台湾はこれからも絶えずに努力して邁進し、優れた生鮮食料品を消費者に提供して行く決意です。

農業部(農水省相当)
台湾10014台北市南海路37号; Tel: 886-2-2381-2991